栃木県経済同友会コラボ企画レポート「栃木大会議」編
東京に住んでいても栃木の企業情報がほしい、栃木に帰って働きたい、栃木で活躍する経営者たちに会ってみたい。そんなふうに思う若者は多いのではないでしょうか?
今回ご紹介するのは、「Jimoto TOCHIGI」と栃木県経済同友会の初のコラボ企画『栃木大会議』です。このイベントは、栃木県出身の若者と栃木県で活躍する経営者が集い、「働くや暮らす」をテーマに意見交換や交流を行う時間です。
このイベントには、栃木県経済同友会の会員であり、栃木県を代表する企業の経営者と、東京圏の学校や企業に所属する学生や若手社会人のみなさまあわせて70名の方々が集まりました。
第一部のゲスト、株式会社ブイキューブの代表取締役社長CEO間下直晃さんから、『学生での起業?働くとは何か?若者が求める日本の働き方改革を』について語っていただきました。
企業として働き方を変えていく大切さや、学生に対して失敗を恐れずにチャレンジすることの価値など、現代の企業と若者にとっては大変興味の深い話題でした。
学生のうちに起業など自分のやりたいことを実践している話や、場所や時間にとらわれない新しい働き方など、栃木ではなかなか聞けない話だと感じました。
第二部は、グループワークです。
経営者たちと学生、若手社会人との意見を交換するために、全部で11グループに分かれて、
まずは自己紹介からスタートです。
少し緊張がほぐれたところで、これからが本番。
ファシリテーターが投げかける質問に答えながら、意見を交換していきます。
「どんなスキルや想いをもった若者に魅力を感じるか?」
このお題にについて経営者側に回答していただきました。
とても意外だったのは、「プログラミングや英会話などの実用的なスキルではなく、人間性などの普遍的な要素をもつ若者に期待している」というご意見でした。
参加した若者は経営者の意見を真剣な表情で聞いていました。
次は、
「どんな魅力があれば栃木県で働きたいか?」の質問に対して、学生や若手社会人側から、回答しました。
「東京ではできない、地方独自の新しいコトがあれば栃木に戻って働きたい。」
「東京でバリバリ働くのではなく、仕事と暮らしのバランスの取れた生活ができる。」
など様々な意見があり、聞いている経営者たちは納得した様子でした
最初は緊張しながらも、しっかりと自らの意見を述べる参加者たちの様子は、「今時の若者は!」と言わせないほど頼もしく感じられ、栃木に戻ってくる日が待ち遠しくなる若者ばかりでした。
「経営者と話す機会は滅多にないので良い機会だった。」
「栃木県の魅力を再確認できました。」
「また企画してほしい。」
など、参加者からとても嬉しい感想をいただきました。
グループワークのあとは、栃木県地域振興課から栃木県が取り組む『移住定住施策』について、お話いただきました。
栃木県が直面している人口減少が引き起こす諸問題や、課題に対してどんな取組を行なっているかを、わかりやすくご説明いただきました。
最後は、毎回恒例のTポーズで集合写真を撮影しました。
以上で第二部のグループワークが終了となり、会場を移して交流会となりました。
交流会の会場は、乾杯の前から参加者のみなさんの熱気で雰囲気は既に最高潮。
世代を超えた交流を働きかけるきっかけづくりとして、『名刺5枚もらえるまで帰れません』という企画を用意。
実践例として、事務局であるとちぎユースサポーターズネットワークの新人、正木が栃木県経済同友会の中津筆頭代表理事と名刺交換を行い口火を切ると(超緊張しました。。。)、それぞれ名刺交換をきっかけに交流がはじまりました。
グループワークではできなかったプライベートな話や同じグループではなかった方々と交流ができました。
会場の熱気も高まったところで、交流会も終わりの時間を迎えました。
最後に中締めを行い、4時間におよんだ『Jimoto TOCHIGI番外編 栃木大会議』が終了となりました。
今回の JimotoTOCHIGI 番外編『栃木大会議』は、栃木で働きたい、地元のことが気になっている栃木出身の若者と栃木で活躍する経営者たちが集まる場でした。経営者にも負けない気持ちをもった県外で活動している若者が、出会うキッカケになり、帰ってきた彼らの将来の栃木が楽しみです。
ご参加いただいた皆様、そして主催いただいた公益社団法人栃木県経済同友会様、本当にありがとうございました。
今後も、私たちは県外に住む栃木県出身者が地元を知り、地元と関わるきっかけをつくるために様々な企画をしていきますので、これからも応援をよろしくお願いします。
※企画を一緒につくってくれる運営メンバーも募集しております。興味ある方はぜひメッセージをお願いします。
(文:とちぎユースサポーターズネットワーク 正木 健 )