ジモトチゼミ開催レポート!学生企画プロジェクトが始動
こんにちは!ジモトトチギ(通称ジモトチ)事務局です。
地元を盛り上げたい、いずれは栃木に帰りたい、そんな想いをもった東京圏在住の栃木県出身の学生を集めて、東京から栃木を考える会「ジモトチゼミ」を都内で開講しました。
今回のテーマは「みんなでつくるJimoto TOCHIGI FES」。
2月16日に都内で行う、栃木のヒト・モノ・コトを集めた「Jimoto TOCHIGI FES 2020」(通称ジモトチフェス)開催に向けて、どうしたらフェスがもっと盛り上がるか、自分たちでどんなことができるか考えよう。そして、同じ志や、似た考えを持つ者同士で新たなつながりを作ろう、という目的のもとに実施しました。都内近郊の大学に通う学生たちが集まり、みんなで栃木のことを考える夜になりました。
参加者の多くは一人参加で、自ら興味を持って来てくれた、とっても大事にしたい学生たち。
開催の挨拶は、ここ数年でおなじみの顔になった、栃木県庁地域振興課の関口良平さんから。
関口さん:「自分も東京からのUターン組です。今栃木を離れていても、それぞれやりたいことがあれば、もちろんそれを後押ししたい。東京にいても栃木に興味や関わりを持ってもらえる場として、こうしたイベントを開いています。今日は栃木出身者しかいないので、思う存分地元トークを楽しんでください!」
「地元がイケてる土地だよ」って言えたほうが楽しいよね
今回のゼミのメイン、ワークショップでは、学生たちが5人ずつグループに分かれ、“こんなことをしたら面白そう“という、直感の赴くままにたくさんのアイディアを生み出しました。
ゼミの講師は、鹿沼市出身で、現在は山梨県に拠点を置きながら地元鹿沼でも活動をしているNPO法人『かえる舎』の斎藤和真さん。
斎藤さん:「自分をかえる。社会をかえる。かえる舎です。学生が何かしたいってときに一緒に動いてサポートする活動をしています。今日はみなさんと、地元のことでなにかできないか考える時間にしたいと思っています。」
「栃木ってなにもないって言われるけど、そうやってせっかく生まれて18年育った場所をディスりたくない。大学で栃木から出てきて、最初に地元トークするときに、栃木って言えば日光、餃子。でも、うちの街じゃないけどね。それじゃ寂しい。もっとイケてる地域だよって言えたほうが楽しいよね。」
「地元の良さを感じられる瞬間って、イベントしたり、街づくりしたり、自分でなにか手を動かしたときに感じることが多いんです。今日もみんなとなにか始められたらいいなと思っています。」
ジモトチフェスでみんながハッピーになれる仕掛けを考えよう
ワークショップの流れは以下の通り。
- ジモトチフェスの来場者が楽しくなる仕掛けをそれぞれ考えてワークシートに記入
- シートに記入したものをグループ内で発表
- 最も良いと思ったものをグループでひとつ決めて全体に発表
ワークシートは、“誰に”“どうなってほしいのか”を書いて、そこに具体的なアイディアを載せていくというもの。
斎藤さんがアイディアを出すポイントとして挙げたものは以下の3つ。
- 無駄こそ尊い。無駄を愛すこと
- 多様な意見が集まることそのものが価値
- カンニングOK。どんどん他の人のアイディアを見て自分のアイディアを膨らませよう。
斎藤さん:「アイディアは何でもいい。おいしい料理を用意するとか、テーブルに風船でかわいいアイコンをつけるとか、開始までの待ち時間に楽しめるコンテンツを用意しておくとか、地域の豆知識をまとめた掲示物を作るとか、思いつくままに書いてみよう。」
せっかくなので、読者のみなさんも、どんな仕掛けがあったらイベントが楽しくなるか、一緒に考えてみてください。
斎藤さん:「はいスタート!アイディアを出してみましょう!」
なにか面白いアイディアは浮かんだでしょうか? 「これは!」というものがある人は、ぜひジモトチ事務局にメッセージをください。一緒に膨らませましょう!
斎藤さん:「俺はヒップホップが好きなんだけど。地域振興もヒップホップなの。サンプリングとか元あるものをリスペクトしてそこに新しいものを組み合わせていく。それがヒップホップ。地域振興もそれと一緒。」
斎藤さんの小話も交えながら、ワークショップは後半へ。
「とちおとめを使ったプロテインを作る!」
「しもつかれのアレンジレシピを作って身近な食べ物に」
「マスキングテープとかタンブラーとかのグッズを作って、いちごや餃子以外もアピール」など、原石となるおもいろいアイディアが次々と発表されました。
もちろん、発表された以外にもたくさんの貴重な意見が集まりました。
斎藤さん:「みんなが考えたアイディアを面白いって思ってくれる人が絶対います。このあとの交流会の最中にワークシートを見て回りながら、一緒にやりたいって思ったら、ぜひシートに自分の名前を書いてあげてください。これを踏まえて、2月16日のフェスに向けてなにか動き出していけばいいなと思います。」
新しい動きが生まれそうで楽しみ
ワークショップのあとには、交流会。神宮前で栃木県出身のオーナーが営んでいる「ことり食堂」さんのケータリングを手に、学生も大人も和気あいあい。
食事をつまみながら、ワークショップで使ったシートを見て回り、気になったアイディアに名前や感想、膨らませたアイディアなど思い思いに書き込んでいました。
「栃木のグッズのガチャガチャをイベントの最初にやったら楽しそう」
「実は栃木はもやしの生産量が1番!そこもアピールしたい!」
「栃木感のある居酒屋とかあったらいいですよね」
アイディアが尽きない学生は、ワークショップネタを中心に盛り上がり。
最後にいくつか参加者のコメントを紹介します。
「あっという間の時間だった」
「久々に地元のことを話せて楽しかった」
「今はやりたいことを思いっきりやれてるので、それが一段落したら栃木に戻りたいですね。」
「子育てするなら自然が多い栃木に戻りたい」
「栃木で公務員になりたいので、つながりができるかなって思って来ました」
集まった人の多くは、いつかは栃木に戻りたいと考えているようです。ここでのつながりがこの先も続いていくと良いですね。みんなに楽しんでいただけて、充実した時間にできました。
後日聞いたところ、今回出会った学生たちがジモトチフェスで実行するためにアイデアを企画中のようです。今後どうなっていくのかほんと楽しみですね。みなさん、乞うご期待です。
次は、2月16日(日)午後に開催の「Jimoto TOCHIGI FES2020」でお会いしましょう!
現在おもしろくなるように企画を練っていますので、続報をお待ちくださいね。
※今からでも2月16日に開催するジモトチフェスに関わってくれる学生大歓迎! 興味がある方はぜひ事務局までメッセージをくださいね。